1日のスクリーンタイムの平均に、365を掛けてください。 課題はそれだけです。そしてこれは、注意やドーパミンについてのどんな議論よりも説得力があります。抽象的な習慣を、あなたがすでに価値を判断できる単位——日数——に変換してしまうからです。自分の数字はiPhoneの「設定」>「スクリーンタイム」にあります。今日ではなく週平均を見てください。そして「これは正当な利用だから」と引き算したくなる衝動は、いったん我慢してください。それは後で扱います。
計算してみる
| 1日の平均 | 年間の時間 | 24時間換算の日数 | 大人の50年で | 起きている時間に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 2時間 | 730時間 | 30日 | 4.2年 | 13% |
| 3時間 | 1,095時間 | 46日 | 6.2年 | 19% |
| 4時間 | 1,460時間 | 61日 | 8.3年 | 25% |
| 5時間 | 1,825時間 | 76日 | 10.4年 | 31% |
| 6時間 | 2,190時間 | 91日 | 12.5年 | 38% |
| 7時間 | 2,555時間 | 106日 | 14.6年 | 44% |
割合は1日16時間起きている前提です。50年の列は、いまの平均がそのまま続く前提で、実際にはそうならないでしょう。ただ、多くの人にとってこの10年は実際にそのまま続いていますし、増減の向きは下ではありませんでした。
自分の行を探してください。読み進める前に、少しそこで止まってみてください。次の段落が、たいてい効きます。
1日4時間なら、あなたは毎年2か月をスマホに使っています。 余暇の2か月ではありません。睡眠時間も含んだ、カレンダーの上での丸2か月です。日本の会社員が1年に取得する有給休暇の平均が10日前後だと考えると、その何倍もの長さになります。
いちばん刺さる言い換え
大きな数字はすぐに麻痺します。小さな数字は麻痺しません。だから、あなたがすでに数えているものに換算します。
- 1日4時間は、年61日。 小中学校の夏休み(およそ40日)より長い期間です。
- 1日1時間は、年365時間。 8時間労働に換算すれば 約46日分、つまり およそ9週間 です。誰かが「毎年9週間おまけであげます」と言ってきたら、用途を聞く前に受け取るはずです。
- 1日30分は、年182時間。 日常会話ができるところまで到達する語学の学習量であり、ゼロから走り切るフルマラソンの練習量であり、1冊4時間として約45冊の本です。
- 1日2時間は、年30日。 まるまる1か月が、記憶を何も残さずに、毎年消えていきます。
これらはどれも「ゼロにしろ」という主張ではありません。交換のための単位です。問うべきは「スクリーンタイムが多すぎるか」ではなく、その9週間で、本当は何を買いたかったのか です。
「電車の中で計算してみたら6.2年でした。私はいま34歳です。それは社会についての統計ではなく、誰にも内容を説明できない、自分の人生の6年です。」 — 美咲、動物看護師、34歳
正直な補正
上の表はわざと乱暴に作ってあり、乱暴さは三つの点で誤解を招きます。落ち込む前に、補正しておきましょう。
全部がスクロールではありません。 運転中の地図、実家とのビデオ通話、散歩中のオーディオブック、2時間の移動中に読んだ本。これらはすべてスクリーンタイムに計上されますが、どれもあなたが心配しているものではありません。合計ではなく、カテゴリごとの内訳 を見てください。「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」から確認できます。
バックグラウンド再生が数字を膨らませます。 画面を消したまま流しているポッドキャストも、そのアプリの利用時間として積み上がります。多くの人の「エンターテイメント」の数字は、その大部分が通勤時間です。
スクリーンタイムは自動的に損失ではありません。 自分で選び、人に説明できる使い方をした時間は、自分に起きてしまった時間とは違います。大事な線引きは「画面か、画面でないか」ではなく、自分で始めて自分で終えた時間か、退屈で始まって疲れ果てて終わった時間か です。
だから、この計算は2回やってください。1回目は合計で、衝撃のために。2回目は、本当に後悔しているカテゴリだけで——たいていはSNSとエンターテイメントです。2回目の数字が本物で、多くの人にとって1日1〜3時間のあいだに落ち着きます。ただし2時間でも、それは 年に1か月 です。
1日1時間には、何が入るのか
いちばん役に立つ捉え直しは、合計を狙わないことです。狙うのは 1時間、そしてその1時間で何を買うのかをはっきりさせておくことです。
1日1時間を取り戻して、それを1年続けると。
- 2週間に1冊、無理なく読めます。年26冊
- 見た目ではなく、体の感じ方が変わる程度の運動量
- 睡眠1時間。その下流にあるすべてが変わります
- 計画のままで終わらず、実際に世に出る個人プロジェクト
- あるいは何も決めない。365時間、誰からも届かない時間。それ自体が価値です
1時間は、「スクリーンタイムを半分にする」とは違って、実際に手が届きます。そしてその1時間は、たいていごく限られた場所から出てきます。起きてからの1時間、寝る前の1時間、そして21時から深夜にかけての漂流です。
数字だけでは何も変わらない理由
この手の記事がたいてい書かない部分を書きます。スクリーンタイムに衝撃を受けても、スクリーンタイムは減りません。 これを読んでいるほぼ全員が、すでに週間レポートを見て、すでに嫌な気持ちになり、すでにまったく同じように使い続けています。情報は摩擦ではありません。
計算が役に立つのは、たった一つの目的のためです。「構造を変えるだけの価値がある」と判断すること。実際に数字を動かすのは、スマホがどこにあるか、いつ使えるか、そして空いた時間を何が埋めるかを変えることであって、決意ではありません。レポートで直るものなら、とっくに直っていたはずです。
例外が一つだけあり、知っておく価値があります。推測です。 見る 前 に、自分の1日の平均は何時間だと思うかを書き出してください。それから見ます。この二つの差は、数字そのものよりはるかに効きます。それは画面についての事実ではなく、自分の一日をどれほど大きく見誤れるかについての事実だからです。
Unscrolはどう役に立ちますか?
ここまでの計算はすべて無料で、あなたの数字はすでにスマホの中、「設定」>「スクリーンタイム」にあります。それを読むだけで何かが変わるなら、ほかには何も要りません。
Unscrol があるのは、知ることと変わることのあいだの隙間のためです。iPhoneとApple Watch向けのアプリで、Appleのスクリーンタイムの仕組みの上に作られているため、ブロックは見た目だけの覆いではなく、iOSが実際に効かせます。

作りの中心にあるのは、いま説明した推測です。推測と実測の突き合わせ は、まず見積もりを尋ね、それから実際の数字を出します。その差が、生のグラフでは動かない場所を動かすからです。スケジュールブロック は、1時間が実際に消えていく特定の時間帯——寝る前の1時間、21時以降の漂流——を狙って設定できます。そうすれば決定権は、ソファに沈んでいるあなたではなく、今朝それを決めたあなたのものになります。共通の連続記録 は、短いチェックインをした日か、45種類以上のチャレンジのどれかを終えた日に伸びるので、抽象的な年間の数字が、1日という単位を持つものに変わります。ブロック対象のリストや利用データはiOSが端末内で処理し、Unscrolのサーバーには届きません。ダウンロードは無料。任意のProプランでは、逃した1日を週2回まで救えるストリークセーバーが使えます。1日1時間は、年に9週間分の勤務時間です。多少の仕組みを入れるだけの価値はあります。
よくある質問
人生のうち何年くらいスマホを見ている計算になりますか?
1日の平均によって完全に変わりますが、計算そのものは自分で簡単にできます。1日4時間なら年1,460時間で、24時間換算にすると約61日。これを大人になってからの50年続けると、およそ3,040日、つまり睡眠も含めた時間で8年4か月ほどになります。1日16時間の起きている時間で見れば、4時間は意識のある時間の4分の1です。自分の数字はiPhoneの「設定」>「スクリーンタイム」にあり、たいてい本人の予想より多く出ます。
1日のスクリーンタイムは何時間くらいが普通ですか?
公表されている平均は国や年齢、測り方によって大きく違い、大人のスマホ利用としてよく引用される数字はおおむね1日3〜5時間のあいだに収まります。ただ、この幅は広すぎて、平均と自分を比べてもあまり役に立ちません。もっと参考になるのは、半年前の自分の数字との比較です。そしてもっと役に立つ問いは、国の平均を上回ったかどうかではなく、その時間が何を押しのけたか。睡眠、運動、読書、人と会う時間です。
スクリーンタイムは全部よくないものなのですか?
いいえ。ひとかたまりの量として扱うことこそ、削減の試みが失敗する最大の理由です。家族とのビデオ通話、読書、地図、学習に使った2時間は、あとから思い出せないフィードの2時間とは違います。引くべき線は、自分で選んだ時間と、自分のために選ばれた時間のあいだにあります。目的を持って開き、それが済んだら閉じたのなら、その時間は問題ではありません。問題になるのは、自分が過ごした時間ではなく、自分に起きてしまった時間のほうです。